STM体験記

STM体験記

Eさん(社会人 男性)の体験記
■ Interop 2006Tokyo STM <[胸のうち]>日記

昨年は日記をつける余裕すらなかったが今年は自分のために、人のために、愛のために?、今後のやる気のためにつけることにする。挫折しないことを祈る。

先に言い訳をしておく。疲れた。死ぬ。の一言でも毎日書くことにしたい。文才と根性と体力の無いことを許してくれ。10日後の自分。

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■ 6月1日(木)

来ました。幕張。
ここに到着するまで私事でかなりブルーだったが気分を切り替えることにする。
何せこの10日間はMの祭典。Sな人もMになるからS To MでSTM。嘘である。(後日の飲み会で同様の意見を言っていた人がいたのであながち冗談ではなく、多くの人が感じることのようである。)

日々方向性の無い団体で生活しているとInteropのように目的、目標の定まったプロジェクトはやりがいがある。などと知った口をたたくが昨年は山ちゃんチームということもあり自分が主体的に動かなくてもグイグイ引っ張ってもらっていた。周りを見る余裕もないぐらいに。そんな頼りの(頼りすぎるな!
自分!!)山ちゃんもNOCに昇進。複数年目の参加者が13人。その中に昨年hasebe10gと戯れていた同士はいない。もっと多くの人と交流を持てばよかったなと反省するが、何人もの人になんとなくでも覚えていただけたのはうれしかった。『あの、チェルシオにはまってたチームでしょ?』って。やっぱりそこか。

明日の入りは15:00。22時じゃなくてよかったよなんて言ってみるが、それはそれでデスマーチ気分が味わえて楽しいが。

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■ 6月2日(金)

うっすら頭が痛い。どうやら二日酔いらしい。とりえず朝飯食って昼まで寝ることにする。昨年の『日中寝れずに夜中入り⇒翌日の朝飯から後が辛すぎ・・・一日って何時間だっけ?』な経験から一分でも多く寝て体力温存に努力する。その甲斐あって体力的には余裕の持てるスタートだった。

今日のお仕事。
一発目の仕事。UPSの箱だし。
二発目の仕事。Pod[32]設置ラックの梱包を解く。
三発目の仕事。自転車でPod[123]めぐり。
四発目の仕事。UPSの箱片付け。
五発目の仕事。各Podで使用するケーブルへシーケンシャルなテプラ貼り。

テプラ張りは黙々と同じ姿勢でやっていたので終わったころには体が結構痛かった。途中で休憩を挟むようにしないと翌日に変な疲れを残すことになる。同じ作業をしていた方々で数分凝りをほぐしましょうと休憩を促せたらよかったのではないかと思う。まだ先は長いですから。

しかし、記憶にあるのはこれくらい。こんなに待機時間長かったかな?が正直なところ。

昨年と異なるスロースタートぶりに不安が募り、個人情報をMLにポストしたお茶目さん同士の藤本さんと情報交換する。どうやらちょっと押しているようである。

今日の上がり1:30。明日の入りは9:00。マンネリ化した毎日とは違うが生活時間は普段と変わらない。

明日は大変になりそうだ・・・

11639+1472

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■ 6月3日(土)

昨日の肩透かしがしわ寄せになる予感が漂っていた今日。思ったよりも安泰に終わった。どうやら昨夜の夜間チームが小人さんになりせっせと作業をしたおかげのようである。

今日のお仕事。

ホール4と6のUTPドロップチェック。昨年の段取りが思い出せず作業が思うようにはかどらない。『お昼の用意ができました〜』の事務局からの無線におびき寄せられ待機部屋に。『何で戻ってきたの?』と当然の一言。ええ、特に考えずに流されました。周りに。違うと思ったのなら、違うと意見できる自分になりたい。この点は去年と変わらないことに自己嫌悪。仕方ないから昼飯を取って続きをすることに。チーム制をとらないとはいいつつ実質チームで動いている。だから一人でやらずにみんなが出来るように情報を共有しましょうよと食事をしながら促してみる。午後はみんなが作業できるように手順を確立しローテーションを組みながら作業をおこなった。いいペースで作業をこなすことが出来、午前中とは比較にならない達成感を得ることができた。気持ちい時である。

その後ホール2のUTPドロップチェック。先ほどより確認する数が多いが宮澤@トランスコスモスさんと園浦@倉敷芸科大学さんと分担して3パラでチェックすることに。気持ちを入れ替えようと望んだ一本目、リンクアップせず。はぁ、暗い出足だ。podの物理的接続を確認するが『接続は』されている。別のNICでもリンクアップしなかったのでチェックリストに問題を記入し次をチェックすることにする。NSCルームにフルークがあったのを後で思い出した。自分たちで一度確認してからチケットをあげればよかったと反省。滅多にトラブルのあるUTPにお目にかかることがないから貴重な経験にもなったし。 出足で躓きはしたものの淡々と作業を続け残り数本に。終わりが近づくころにはみんなのペースも結構なものになりあっという間に終了。これまた達成感が気持ちよかった瞬間でもある。
問題のある【バンジーケーブル???】がホール2で2本もあったので飯田電気さんに伝えにいくことに。ここでもディスパッチャさんに手間を取らせることになり自己嫌悪。「〜でした。どうしましょう?」じゃなく、「〜でしたので、なになにしますか?」ぐらい気が利かないかな〜自分。伝えにいくのに棚橋さんに付き添われてしまった。余裕があるときならまだしも、不安な相手にいちいち説明してるより自分が動いたほうが確実なんだろう。それは普段自分でも思うこと。ディスパッチャの方にしてみてもそうなんだとその後思い出してから気づく。でも、時間がかかったけど気づいてよかった。

今年のドロップチェックはセキュリティのチェックも行うことに。セキュリティチームから説明を受け、手順書をもらう。その手順書は『お客様向け』ではないところに落とし穴。手順どおりにチェックするが結果が変。確認するたびに上位ルータがtracerouteに応答しなくなったり、セキュリティ機器から先に行ったり行かなかったり。NOC側でルータのデバックなどをやっていたこともあってか挙動が不安定になっていたようだった。でも、ドロップチェックって出展者から直上の機器までの疎通が確認できればOKじゃないの?二度手間かもしれないが、セキュリティ関連機器の挙動が安定するか確認手順が確定してからSTMで人海戦術に出たほうが作業後の質はよかったのではないかと思う。後で思うのはPBRが設定されていてセキュリティ機器にルーティングが向かっているところまで確認できればOKなんじゃないかと2週間近く経過してから気づく。
チェック時には金井さんが作成したというv4/v6ping+traceroute+nmapを行うバッチをもらい大幅に書き直した。ぱっと見て分かるような表示と後から確認できるようにログ採取が主な変更。コマンドラインで自分で打つというのは確認もれが生まれる可能性があるし、必要以上の表示は肝心なことを見落とす可能性が高くなる。手は抜きつつ肝心なことは確実に。STMに効率化は求めていないかもしれないが、手順の確立と周知がもっと出来たらよかったと反省。結局このツールは藤本さんのところにしか配布できなかった。

チケットの書き方。不安だ。多くの人の目に触れる文章を書くことが少なく、現実の業務より緊張した。まじめな話指先が震えるのがよくわかる。NSCカウンタにいると特にそう。出展者さんをあまり待たせないように急ぎつつ、簡潔な表現を組み立てる。チケット入力が完了しないと出展者さんは待ちぼうけ。さらにあせってとっ散らかる前に思いつくものだけ入力しエントリー。入力忘れは追記してごまかす。あー、テンプレートがあればもう少し落ち着いて入力できたんじゃないかと、各カウンタに歩いて配布。ほかに必要なこと、シェアしたい情報を共有するのにWebDAVをcobaltに構築したが、アクセスが重なるとkernel panicでお亡くなり。提供されたIBM PCに構築して周知すればもっとよかったかな?
毎年、熟成されたテンプレが出来上がって継承されてもよさそうだが、NOCからSTMへの課題なのか、Hotstage組から来る【メモ】しか見当たらない。本当はどこかにあるんだろう。隠されているだけかもしれないが・・・きっと、「ないの?」って聞けば「自分でかっこいいやつ作ってね。」っていわれるだけなんだろう。

あと、この日の作業はnarabako*の集荷と配達。やっぱりこの箱だろう?までの情報しかやってこない。数も合わないし。きっとNOCの方々はより優先度の高い作業に疲弊していたに違いない。

今日の上がり1:15。明日の入りは8:30。昨日より寝る時間が・・・

(1472)+13801+2293

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■ 6月4日(日)

やっぱりな感じでだいぶ歩き回り。

今日のお仕事。
クレーン監視。
明日以降のカウンタ業務について。レクチャー。
セキュリティチェックの方向性がごにょごにょ。
人間模様がごにょごにょ。
MMFのドロップチェック。あー歩いたね。

今日の上がり2:45。明日の入りは8:45。昨日よりもっと寝る時間が・・・
(2293)+11766+4283

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■ 6月5日(月)

政治家じゃないが記憶にございません。

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■ 6月6日(火)

ここまでくると想定内。記憶にございません。

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■ 6月7日(水)

今日のお仕事。
多分、カウンタにいたり、カウンタで知っていたほうがいいこと、対処方法?
などをまとめてて終わった気がする。思い出せない。

夜の話。

<!--
海崎さんと地下でお話。ここから先は酔っぱらってるので許して。
人って基本的に価値観が違うものじゃないんですかね。譲れるところとないところ。個性だし。メッセージ性を持ったネットワークといったって最新の技術最高の人たちと最高の条件で構築しているものがこのインタ六腑だと思う。いちエンドユーザに近いものとしては。あと、う〜ん、何だろう。喩が思い浮かばないから凄い人たちの人くくりにするが、そのような凄い人たちにもまれ、悔しさをばねにしてやってきたとのだと思いますが、『次の人を掬い上げる』という時点でどうもなんかしっくりこない。自分と同程度?もしくは同等以上を目指している人を対照とした話し方。世の中周りがそのような人しかいない状況に恵まれているわけではない人が、ネットワーク-->

ここで途切れている。電池切れでshutdownが走ったようである。もちろんおろし立てのバッテリーをつけたThinkPadではない。
思い出してフォローすると・・・
海崎さんの周りには向上心を持った人が多くいて、新しいこと、次のinternetを造っていこうとする人がいっぱいいる。次を一緒に作り出していく人は救い上げて一緒にやって生きたいと思うが、末端の姉歯建築デベロッパとは次は築けないと言うよなことを言われ、へこんだような、あきらめたような、今に見てろよのような、複雑な気分のままキーをたたいたけど寝ちゃった。

今日の上がり11:15。明日の入りは7:45。

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■ 6月8日(木)

朝一番から失敗連続。
・おなかの調子が悪くトイレにプチ篭りで遅刻。
・あせって着替えて翌日のTシャツを着用。着替えに戻る。
結局8時からのカウンター業務に5分遅刻。入り時間から20分の遅刻。
後半になると体調管理がとても重要になってくるのを実感。
ただ単に飲みすぎなんだろうが。最近飲むことが減ったのでアルコールに対する耐性がなくなったのか。

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■ 6月9日(金)

あー、もう最終日。振り返ればあっという間の9日間。多分この日が一番『動けた』日であることは確かだ。この日のために来たような気が多分にする。なぜならこの日の作業は先が読めるから考えながら次々こなせる。どんな段取りで何をするべきかが頭に浮かぶ。楽しい。先が読める。思い浮かぶ。何をするのかが明確に伝わっているし、自分に自信のあるところだからだろうか。自信があるので人とディスカッションもできる。もっと自信を持って生きていけたらどれだけ楽しいだろう。非日常の刺激があり残りの人生を考え直すいいきっかけを与えてくれたSTMという制度に感謝したい。

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■ まとめ

日常の悩みの中参加したSTMではあったが、人生幾度目かのターニングポイントになるいい機会であった。前年は山本さんという心強い人の下で周りを見ずに過ごしてしまったが、異なる日常を過ごしている方と会話でき刺激を受けら れてよかった。日常とは異なる環境にあまりにも自信がもてず消極的になることが多かったが、求めなければ与えられないのはどこも一緒であり、意欲的に前に進んで[生行逝]きたい。

テクノロジ的な話は出てきていないが、不感症なのか自分の想像を超えて普通に組まれているものを見ているだけだとぐっと来ない。過程でトラぶった話を聞くとぴくぴくっとくる。普及の兆しがあるものを使っていく側の考えしか考えが浮かばないのもあるが、使えて何ぼ。今回セキュリティ機器を集約するという考えはすばらしかったが、外の太さ、中の数に見合っていなかった気がする。細いセキュリティ製品群を束ねて太く見せられたら現実に使い道があるのではないかと思った。そのくらいしか思い浮かばない。日々刺激が足りず、刺激に対して反応することができなくなっていることを実感した。

相変わらずとっ散らかったままでまとめるつもりがまとまっていない。無理なまとめ方をすると、初日の紹介どおりだ。

エキサイティングな日々を送れてよかった。また機会があればなんらかのとんがった部分を作ってからまた参加したい。

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