Interop併催セミナー:脅威の全貌をふまえた対策の考え方 ~侵入される前提の予防策、やってますか?~会期:6月13日(金) 会場:国際会議場201号室

「脅威の全貌をふまえた対策の考え方 ~侵入される前提の予防策、やってますか?~」

サイバー攻撃がますます巧妙化し、その攻撃対象範囲も拡大しています。サイバー攻撃そのものを完全に予防することは困難ですが、攻撃があった場合でもいち早く察知し被害を最小限に食い止めたり、攻撃されにくい防衛力を高めることが重要となっています。 こういった背景を受けて、情報セキュリティ専門家より、企業として備えるべき事前・事後の対応策について解説するセミナーを開催いたします。ぜひご参加ください。

IPA独立行政法人 情報処理推進機構

脅威の全貌をふまえた対策の考え方 ~侵入される前提の予防策、やってますか?~

IPA-01

詳細

10:30-12:00

「『標的型メール攻撃』対策に向けたシステム設計ガイド」のご紹介

<講演者>

IPA 独立行政法人情報処理推進機構
技術本部セキュリティセンター情報セキュリティ技術ラボラトリー
研究員 佳山 こうせつ
IPA脅威と対策研究会 委員 河原林 広

巧妙化するサイバー攻撃の対策を検討する場合、攻撃の全貌を押さえることが重要です。しかし、断片的な情報はあるとしても、攻撃の全貌を押さえるまでには至りません。そこで、IPAでは断片的な事例や情報を集め、独自の知見を交えて繋ぎ合わせて攻撃シナリオを作成しました。また、攻撃シナリオから攻撃の全貌を把握すると、これまで議論されてきた入口対策と出口対策の他に、内部対策の必要性が明らかになりました。
今回の講演では、昨今のサイバー脅威の背景と攻撃シナリオを説明するとともに、出口対策、内部対策について事例を交えてご説明します。

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Interop併催セミナー:行政の電子化への活用が進む「文字情報基盤」会期:6月13日(金) 会場:国際会議場201号室

行政の電子化への活用が進む「文字情報基盤」

昨年6月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」には、より便利な行政サービスの提供を進め、国民と政府の連携を円滑なものとするために、新たに構築するシステムへ、国際標準に適合した文字情報基盤を原則活用するとの方針が示されました。これは、現状では、人名等の漢字を処理するために多様なシステム依存文字が用いられ、結果として組織間やシステム間のデータ交換が困難となっている状況の解決を図るためです。
このような背景を受け、行政システム効率化の鍵となる文字情報基盤について、政府の取り組み状況、技術動向を紹介するとともに、それを具体的にどのように行政の現場に導入するのか実例の紹介を行います。ぜひご参加ください。

IPA独立行政法人 情報処理推進機構

行政の電子化への活用が進む「文字情報基盤」

IPA-02

詳細

13:00-13:20

キーノート:
行政電子化と文字情報基盤

<講演者>

内閣官房
政府CIO補佐官
平本 健二

行政機関にコンピュータが導入されてから、氏名の文字の扱いは常に問題となり、文字情報基盤の構築に取り組んできました。昨年6月に閣議決定された「世界最高水準IT国家創造宣言」で、今後整備する行政の情報システムでは、原則として文字情報基盤を導入することが決定され、導入に向けたガイドが整備されるとともに、各種ツールの導入が行われています。
そこで、文字情報基盤に関する取り組みと今後の展望について紹介いたします。

13:20-13:50

文字情報基盤事業の状況と導入ガイド

<講演者>

IPA 独立行政法人情報処理推進機構
技術本部国際標準推進センター
国際標準推進センター長
田代 秀一

IPAは、行政の実務で必要とされる約6万字の漢字を整備する文字情報基盤事業を2010年度から推進しています。国際標準化も順調に進んでおり、製品の対応も進んできています。本年3月には、行政機関等向けの技術的導入ガイドを公開しました。この導入ガイドを中心に、文字情報基盤の技術や標準化の状況等を紹介いたします。

13:50-14:20

文字情報基盤を活用した住民情報系システムの再構築-札幌市の取り組み-

<講演者>

札幌市 総務局
情報化推進部システム開発担当課
システム開発担当係長
小澤 秀弘

札幌市では、文字情報基盤を活用し、住民記録、税、国民健康保険等の自治体基幹系システムの再構築を実施しています。
札幌市の基幹系システムの全体統制にとって重要な役割を担う文字情報基盤。その導入のポイントと効果について紹介いたします。

14:20-14:50

マイナンバー時代の文字情報基盤-川口市の取り組み-

<講演者>

川口市
企画財政部
情報政策課長
大山 水帆

マイナンバー時代を迎え、地方自治体ではその準備が進められているところですが、まさに文字情報基盤は、このような自治体間連携を行うために整備されてきたと言って過言ではありません。今回は、このマイナンバー時代における文字情報基盤の考え方を紹介すると伴に、IPAより公開された文字情報基盤導入ガイドと導入テクニカルスタディに基づき、地方自治体がどのように文字情報基盤を導入したら良いかの参考として、川口市の事例を中心に紹介いたします。

14:50-15:20

番号制度へ向けた文字情報基盤の活用と実践
~シフトJIS、外字システムからの移行と実践~

<講演者>

文字情報技術促進協議会
田丸 健三郎

インターネットの世界では、国際標準であるUnicodeの利用が進む一方で、組織内のシステム、アプリケーションにおいては旧来のシフトJISをはじめとする、ドメスティクな文字コードの使用、文字データ処理の実装が多く残っています。クラウドサービスが普及し、サービス、デバイス間における相互接続、相互運用が極めて重要となってきている今日、旧来のシステムから国際標準に準拠したシステムへの移行が急がれています。本セッションでは、シフトJISを使用したシステムから国際標準に沿って策定された文字情報基盤への移行について検討します。
15:20 - 15:30 休憩

15:30-17:00

パネルディスカッション:
文字情報基盤導入の利点と課題~クラウド時代における文字と相互運用~

パネリスト:平本 健二、小澤 秀弘、大山 水帆、田丸 健三郎

司会:田代 秀一

文字情報基盤を如何に導入し、活用するか。導入に当たってどのような課題があるのか。導入することで何が得られるのか。などについて、講演いただいた皆様であらためて議論をし、理解を深めていきます。

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