YD-07
6月14日(金) 10:30-11:50
『電気通信事業における競争ルール等の包括的検証』を総括
- 概要
-
インターネットの将来像に密接に関連する議論・検討が、総務省において同時並行的に急ピッチで進んでいます。中でもとくに『情報通信審議会』においては、『電気通信事業における競争ルール等の包括的検証』を、諮問を受け実施しています。ここでは、SDN/NFVに代表されるネットワーク構造の大きな変化を前提とした上で、具体的には「プラットフォームサービスのあり方」「ネットワークの中立性」「モバイル市場の活性化」「消費者保護策の強化」などといった、さまざまなレイヤーに関連するテーマを議論しています。すでにその成果の一部は、法令改正などの制度整備にまで進んできました。
本セッションでは、総務省でこれらの議論を担当している責任者とともに、その全体像とポイントを概観・総括し、さらに今後の方向性について展望します。
- 要旨
-
- 総務省『情報通信審議会』における『電気通信事業における競争ルール等の包括的検証』の内容
- 前提となっているネットワーク構造の変化
- 各検討テーマにおける課題と落としどころ(プラットフォームサービスのあり方/ネットワークの中立性/モバイル市場の活性化/消費者保護策の強化 など
- 今後の展望
- 講演者
-
Chair
江崎 浩
東京大学大学院
情報理工学系研究科 教授
Speaker
谷脇 康彦
総務省
総合通信基盤局 局長
84年、郵政省(現総務省)入省。郵政大臣秘書官、在米日本大使館ICT政策担当参事官、総務省総合通信基盤局料金サービス課長、同事業政策課長、情報通信国際戦略局情報通信政策課長、大臣官房企画課長、大臣官房審議官(情報流通行政局担当)、内閣審議官・内閣サイバーセキュリティセンター副センター長、総務省情報通信国際戦略局長、政策統括官(情報セキュリティ担当)などを経て、18年7月より現職。著書に「ミッシングリンク~デジタル大国ニッポン再生」(12年7月、東洋経済新報社刊)、「サイバーセキュリティ」(18年10月、岩波書店)など。