去る10月26日(木)、明治記念館におきまして、Interop
Tokyo 2007 の開催説明会が開催されました。本会では、Interop Tokyo 2007 実行委員会を代表して、奈良先端科学技術大学院大学
教授 山口英 氏から、2007年のテーマ「THE“Internet”」に寄せる実行委員会の熱い想いが語られました。
昨今のインターネットに対する社会の評価の中には、情報犯罪多発の影響を受けてか「安全性に対する不安」や「信頼性の欠如」、さらにはそれらを複合的に判断して「インターネットは将来の社会基盤とはなり得ないのでは?」といったネガティブな意見が確かにありますが、それらの意見は本当に、「インターネットに対する正しい理解と認識、正しい技術知識、そして正しい投資の上に結論付けられた意見なのでしょうか?」と山口氏。インターネットとは実際には決してそのようなものではなく、むしろ我々の日常生活、経済活動の反映には今後、より一層欠かせない存在であることを強調しました。
そして、そのことを証明すべき場が「Interop
Tokyo」であり、この場を通じて社会に対し「THE“Internet”『これこそが本当のインターネットです』というものを具体的に提示することによって、誤った認識によるインターネットへのネガティブなイメージを払拭することができ、より豊かな社会への発展を遂げることができるでしょう」と語りました。
1994年に始まったInterop Tokyo は、当初は「相互接続の挑戦」が最大のテーマでした。それが2000年代に入って「ブロードバンド基盤の構築」というテーマとなり、そして現在では「真のアプリケーションを求める段階」に来たと、氏は語りました。
DV over IP、IPマルチキャスト、セキュリティ、画像伝送, 情報家電などのキーワードが飛び交う中、「『本物』を見せる場として、このInterop
Tokyo をともに作り上げていきましょう!」という力強いメッセージが、氏より来場者へと送られました。
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なお、出展社説明会は年明けに予定しております。 |