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開催概要

ご挨拶

IPv4枯渇が容易ならざる事態に

容易ならざる事態が訪れようとしています。言わずもがな、IPv4アドレスの枯渇が迫ってきています。IPv6を推進発展させることがわが国のICT政策の基本にありますが、その前にIPv4アドレスの新規獲得ができなくなります。このことが情報通信産業全体に及ぼす影響を考えると、IPv6へのスムースな移行を図るだけではなく、IPv4の枯渇対応を障害のないように運ばなければなりません。現在IPv4で運用されている、企業ネットワーク、iDC、ISP、NSP、などの全部が影響を被ります。ネットの拡張が必要な時に、アドレスが枯渇したらどうするか、NATによる解決策は、ほんの間に合わせにしかなりません。

空いているアドレスを市場に流通させようとする流れも出てきました。しかし、どんな手段が採られようとも、枯渇は止まることがなく、進行しています。

このように、いま、インターネットは大きな変わり目を迎えています。TCP/IPの相互運用性の検証から始まったINTEROPもまた、この変わり目を迎えて、新しい課題を設定して議論すべく、16回目を迎えます。

今年のテーマは、クラウドコンピューティング、サーバー・ネットワークの仮想化といった最新の話題をとらえています。継続するテーマは、昨年からのグリーンICT、ここ数年の主要テーマであるNGN、次世代データセンター、次世代ワイヤレス、さらに、IPv6プラットフォームととりそろえています。

新規には、アプリケーションパフォーマンス、VoIP&ユニファイドコミュニケーション、スマートオフィス・ソリューション、ホーム&街角ネットワークという風に、角度を変えて、課題を追求します。

これらの教育的チュートリアル、ワークショップ、およびセッションを、十分に堪能してください。そこから、インターネットを駆使する新しい社会が見えてくるでしょう。

Interop Tokyo 2009
実行委員会 委員長
高橋 徹

How we can achieve our full potential through ICT ?
ICTを用いた New Money ビジネスへの挑戦

米国における金融収縮を契機とした 急激な景気の減速はグローバルにしかもほぼ全産業領域に影響を及ぼしています。しかし、過去の歴史を見れば、このような状況下こそ、新しいビジネス形態や新産業の創成が行われ、それに伴う業界構造のみならず産業構造の変革が行われ、社会が大きく生まれ変わりながら成長課程へと進展していくことは、当然のシナリオとなるでしょう。 オバマ新政権は、このような状況の中発足し、巨額の最先端科学技術への研究開発投資を梃子として、既存産業の活性化と新産業の創成と育成を目指す国家戦略を打ち出しました。 “New Money”は、旧来のビジネスモデル、ビジネス領域ではなく、新領域・フロンティアの開拓を、ICT技術を含む最先端技術を用いて目指すものであるといえるでしょう。

2000年頃に我々が経験したITバブル以降、インターネットとICT技術は、社会・産業活動の ユーティリティー(Utility)としての基盤技術・基盤システムとなり、すべての産業・社会活動のインフラとして広く浸透することになりました。 ある意味、今回の金融収縮の原因は、銀行・証券・不動産業界における、過剰で(ある意味)幼稚なICT武装が原因であったと分析することもできるでしょう。 すなわち、我々は、さらに現在のICT技術を洗練し、さらなる銀行・証券・不動産業界の持続的発展に資するシステムを確立し、これを実システムに導入・展開しなければなりません。 このような、ICT技術・ICTシステムを用いた産業および社会の再構築課程が、2009年から始動したと考えなければならないでしょう。

ちょうど、時を同じくして、「IPv4アドレス在庫の枯渇への対応」が、ICT関連産業全体の問題であることの認識が行われ、残された時間は、きわめて短く、各企業の経営ならびに財務計画の中に、戦略的院組み込まれなければならない状況となってきました。厳しい経済状況の中であるからこそ、企業活動の効率化と競争力の強化に資する、企業インフラの整備に関する経営判断が、企業の今後の成長性に致命的な要因となる可能性が非常に大きいと考えなければならないでしょう。 クラウドコンピューティング、SaaS、グリーンITは、単なる省エネを実現するのではなく、効率的な企業活動インフラ、すなわち、「エコシステム」を実現するCriticalな要素技術として捉えなければなりません。2009年は、「エコシステム元年」となる可能性があると考えられます。我が国は、石油危機への対応として、「エコカー」への研究開発活動を世界に先駆け推進し、世界最高水準の「日本車」を産み出したのでした。 「エコシステム」へのイノベーションが、日本から創成されることが期待されます。

Interop Tokyoに参加される皆様には、この機会を最大限に活用していただき、最先端のネットワーク技術の動向と現状を把握し、今後の方向性、特にNew MoneyへのICTの貢献の先駆けに遭遇する契機としてご利用いただければ幸いでございます。

Interop Tokyo 2009
プログラム委員会 議長
江崎 浩

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Interopとは?

最新のネットワーク環境やソリューションを会場で体感できるInterop Tokyo

企業が必要としている最適なネットワーク環境の実現に不可欠な最新の基盤技術・製品群と、それを用いたリューションを展示し新たなビジネスチャンスを掴むための“ 出展社と来場者の最適なマッチング ”を提供する。それが、Interopです。

最新・最良のネットワーク環境を提示するイベントネットワーク「ShowNet」、注目テーマをピックアップする主催者展示企画「 パビリオン」に加え、毎年のネットワーク業界の注目のテーマに特化した 基調講演/コンファレンスなどを通じて、貴方のビジネスを更にもう1ランク飛躍させるための答えを導き出します。

Interopのイベント構成

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開催概要

開催概要
会場 幕張メッセ
会期 コンファレンス 2009年6月8日(月)~2009年6月12日(金)
展示会 2009年6月10日(水)~2009年6月12日(金)
主催 Interop Tokyo 2009 実行委員会
運営 財団法人インターネット協会、CMPテクノロジージャパン株式会社
後援 総務省、経済産業省、中小企業庁、千葉県、千葉市、社団法人関東ニュービジネス協議会、社団法人コンピュータソフトウェア協会、社団法人情報サービス産業協会、社団法人情報通信技術委員会、社団法人テレコムサービス協会、社団法人電気通信事業者協会、社団法人日本インターネットプロバイダー協会、社団法人日本経済団体連合会、社団法人日本情報システム・ユーザー協会、社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター、財団法人全国地域情報化推進協会、財団法人ソフトピアジャパン、財団法人デジタルコンテンツ協会、財団法人日本データ通信協会、財団法人マルチメディア振興センター、財団法人流通システム開発センター、独立行政法人情報処理推進機構、独立行政法人中小企業基盤整備機構、独立行政法人日本貿易振興機構、日本商工会議所、IPv6普及・高度化推進協議会、グリーンIT推進協議会、国際CIO学会、次世代EDI推進協議会、次世代電子商取引推進協議会、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会、特定非営利活動法人ASP・SaaSインダストリ・コンソーシアム、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会、ITスキル標準(ITSS)ユーザー協会、日本CIO協会、モバイルブロードバンド協会、RIAコンソーシアム、XMLコンソーシアム、クライメート・セイバーズ・コンピューティング・イニシアチブ、グリーン・グリッド (The Green Grid)、モバイル・コンテンツ・フォーラム、World Wide Web Consortium(W3C)、WiMAXフォーラム日本オフィス、一般財団法人日本電子商取引事業振興財団

(5月28日現在 2009年度申請中含む)
特別協力 WIDEプロジェクト
特別協賛 IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース
予定来場者数 約150,000人(同時開催イベント含む)
予定出展社数 300社
参加料金 展示会:3,000円(税込)…事前登録により無料
コンファレンス:有料(一部無料)

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スケジュール

6/8
(MON)
6/9
(TUE)
6/10
(WED)
6/11
(THU)
6/12
(FRI)
展示会会期 - - 10:30

18:00
10:00

18:00
10:00

17:00
コンファレンス会期 10:00

18:00
10:00

18:00
10:00

18:00
10:00

18:00
10:00

18:00
基調講演 - - ● ● ●
特別講演 - - ● ● ●
コンファレンス - - ● ● ●
ワークショップ ● ● ● ● ●
チュートリアル ● ● - - -
ShowNetハンズオンセッション - - ● ● ●
Case Study (事例セッション) - - ● ● ●

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Interop Tokyo 2009 実行委員会

Interop Tokyo 2009 では、「Interop Tokyo 2009 実行委員会」を設立し本イベントの主催者として、来場者に充実したプログラムをお届けするために活動しております。

委員長

  • 高橋 徹
  • 株式会社インターネット戦略研究所 代表取締役会長
  • 財団法人インターネット協会 副理事長

委員

  • 藤原 洋
  • 株式会社インターネット総合研究所
    代表取締役所長 最高経営責任者
  • 村井 純
  • 慶應義塾大学 環境情報学部 教授
  • 後藤 滋樹
  • 早稲田大学 理工学術院 情報理工学科 教授
  • 江崎 浩
  • 東京大学大学院 情報理工学系研究科 教授
  • 山口 英
  • 奈良先端科学技術大学院大学 教授
  • 中村 修
  • 慶應義塾大学 環境情報学部 教授
  • 吉村 伸
  • グラフィ株式会社 代表取締役社長

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