ShowNetを知る
ShowNetとは?
Interop開催期間中に幕張メッセで構築されるネットワークの総称。
- 1. 次世代ネットワークの目に見えるカタチ
-
- 産学界から最先端技術、製品を持つ参加社が集結し、1つのネットワークを作り出す世界最大級の相互接続検証ネットワーク。
- 2. 未来のインターネットインフラを支える基盤技術を検証
-
- Interopの名前の由来となっている“Interoperability(相互接続性)”を実際に検証するための世界最大級のラボとしての機能を有しています。
相互接続による各参加企業の開発へのフィードバックは、次年度の製品に大きな影響を与えています。
- Interopの名前の由来となっている“Interoperability(相互接続性)”を実際に検証するための世界最大級のラボとしての機能を有しています。
- 3. 実験ネットワークではない。実際にクリティカルな環境での運用
-
- 会期中は、Interop Tokyoの出展社や来場者、そして講師などがインターネットへ接続するためのISP、キャリアとして実際に運用されています。 イベントを支えるインフラストラクチャーとしての機能も有しています。
- 4. 世界最大のライブデモンストレーション
-
- Interop最大の特色として、1994年より構築されているShowNetは実際に利用者(出展社や来場者)のトラフィックが流れる環境で、最新鋭の機器、製品、技術を用いてライブデモンストレーションを行っています。
- 5. ShowNet構築の機材は、すべて出展社からのコントリビューション
-
- ShowNet構築に必要な機器、製品はすべてInterop Tokyoに参加している出展社から提供されています。
出展社からの提供であるため、気になる製品の詳細は、出展ブースへ訪問することにより、その場で詳細なスペックや機能を確かめることができるのもShowNetの特徴の1つとなっています。
- ShowNet構築に必要な機器、製品はすべてInterop Tokyoに参加している出展社から提供されています。
今年のテーマ
「Reborn to The Future」
~未来に向けた再生~
インターネットが発展を遂げる現在、より早く、そしてより安定したネットワークを構築することが急務となるなかで、ネットワークインフラへの要求は、より高いものになってきています。
利用者の要求に合わせたネットワーク、要求に耐えられるインフラ作り、そして何より、その要求に柔軟に対応できるネットワークを意識したインフラを作る必要があると考えています。
今年のテーマには、利用者の多様な要求に応えることができるインフラ作りに向けた、ネットワークの再生という意味が込められています。
今年のポイント
ShowNetを構築するためには、様々なレイヤーにおいて最新技術と製品が結集します。今年は以下に挙げる技術キーワードや製品群を活用してネットワークデザインが進められています。これらの要素が組み合わさることにより、一つの最先端ネットワークが構築されていきます。
スペシャルインタビューはこちらファシリティ
私たちを取り巻くエネルギー問題。ネットワーク構築面でも省電力化やエネルギー管理のニーズが高まっています。今年は多様なエネルギーマネージメント製品をShowNetで採用していきます。
- ・エネルギーマネージメント
- ・電源監視、温度監視製品、PDU、電源監視ソリューションを提供
バックボーン
サーバへの10GbE搭載が進み、コアバックボーン高速化の必要性が高まる中、ShowNetでは、今後のコアバックボーン構築の形を提案していきます。
- ・100GbE/40GbEを用いたバックボーンの構築
- ・OpenFlow を用いたフローコントロール
セキュリティ・監視
さらなる高速化と複雑化を増すネットワークのトラブル発見や監視・管理を行います。
- ・モニタリング製品
― ネットワークの状況や障害監視を DPI を含めた様々な機器を用いて行っています。 - ・可視化
― 今年のShowNetは可視化にも積極的です。
― アナライザやトラフィック可視化製品、観測系製品や解析製品など - ・異常監視
相互接続
Interopの語源であるInteroperability。今年は以下の2つの技術について相互運用性を検証していきます。
- ・EtherOAM
- ・OpenFlow
データセンタ
仮想的に2つのデータセンター(DC)環境を構築し、DC内およびDC間のネットワークデモンストレーションを実施します。
- ・ファブリック技術
- ・VPLS with MC-LAG技術の導入で冗長性確保
- ・ユーザによる L3VPN を用いたデータセンター間接続
- ・仮想マシンの広域ライブマイグレーション
IPv6移行技術
昨年に引き続いてDS-Lite、464XLAT、6RDなど、様々な移行技術を実装します。
これらの技術はShowNetアクセスコーナーで体験可能です。
無線
・メッシュ技術を利用した会場内無線の提供
昨年の写真
ShowNet Team Member Program【ショウネット-チーム-メンバー-プログラム】
ShowNet Team Member Program (STM Program)は、ShowNetに関する作業を通して次代のエンジニア育成を主旨に展開しているボランティアプログラムです。
このSTM Programには、社会人や学生、性別を問わず、ネットワークの構築や運用に興味・関心を持つ方であれば(一部年齢制限あり)誰にでも参加資格があります。
毎回多数の応募をいただいているため、STMプログラムへの参加は選考によって決まります。ShowNetを“ゼロ”から始めて“ゼロ”に戻すまでの間に は、とても一人では対応しきれない作業が数多く発生することから、自主性・主体性を発揮できる方の参加をお待ちしてます。まずは、「ShowNet Team Member参加説明会」の場で、プログラムの中身や実際の作業、選考などについて確認してください。
※2012年度の募集はすでに終了しております。