オープンルータ・コンペティション
2013年もオープンルータ・コンペティションを開催します!
2013年の応募を開始しました。応募要項はこちら
2013年1月28日「ORC Night」開催決定!
昨年初めて幕張メッセで開催され、参加10チームによる熱い戦いが繰り広げられた「オープンルータ・コンペティション」。2013年も開催します!
2013年の開催と参加者募集開始に先駆け、プレ・イベントを兼ねてネットワーク機器におけるオープンソース開発研究会として「ORC Night」を開催いたします。オープンルータ技術にご興味のお持ちの新進気鋭の技術者の皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
- 日時: 2013年 1月 28日(月) 17:45 - 19:30
- 参加費: 無料
- 場所: キャンパス・イノベーションセンター東京
東京都港区芝浦3-3-6 1F 国際会議室
プログラム | ||
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18:00-18:20 | 「オープンルータの課題 ~ HotSDN のトピックから」 オープンルータ・コンペティション実行委員長 奈良先端科学技術大学院大学 門林 雄基 |
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18:20-18:40 | 「ORC後の進展と賞金の使い道」 前回ORCグランプリチーム「まるたか」代表 慶應義塾大学 空閑 洋平 |
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18:50-19:10 | 「仮想OpenWRTとQOMETで作る箱庭無線メッシュネットワーク」 IIJイノベーションインスティテュート 島 慶一 |
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19:10-19:30 | 「Tremaを使ってOpenFlowプログラミングを始めてみませんか?」 NEC クラウドシステム研 内田 曜教 |
次世代のインターネットをつくりあげる技術者たちよ!集え!賞金総額120万円!
近年、ルータの高速化、高機能化が進み、インターネット・バックボーン技術によって構築できるサービスはかつてない広がりを見せています。しかしながらその一方で、コアルータの大型化、機能の重層化・細分化、技術課題の専門化などにより、技術とアジェンダの共有が難しくなっています。そこで、インターネットの中枢部におけるオープンイノベーションを取り戻し、次世代のインターネットをつくりあげることのできる技術者を発掘し顕彰する場として、オープンルータ・コンペティションを開催します。
受賞チーム:まるたか『 FIB offloading NIC 』
受賞チーム:@SRCHACK.ORG『OpenFlowをしゃべれるスイッチを安価に作成』
オープンルータコンペティション 多数応募から第一次審査を通過した10チーム発表!
第一次審査通過チーム 応募内容 | ||
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@SRCHACK.ORG 『OpenFlowをしゃべれるスイッチを安価に作成』 |
近年、OpenFlow技術が雑誌に掲載されるなど注目を集めているが、検証を行う為には高価なOpenFlow対応機器の入手という障害があるが、その障害を打破すべくOpenFlowをしゃべれるスイッチを安価に作成し、OpenFlowを個人レベル(コミュニティなど)で検証できる環境を構築。 | |
チームARMS 『SMFを用いたvyatta構成管理システムの開発』 |
近年、IaaS等クラウドサービスの発展により、利用者が構築するサーバ及びルータのノード数が飛躍的に増加している。しかしながら、現状ではノードの設定等を一元的に管理する手法について十分に確立されていないため、管理者は個別に設定管理システムを構築する必要がある。そこで、チームSEILではIIJが開発及び提供しているマネジメントフレームワーク(SMF)をvyattaルータに適用することで、課題の解決に対する有効性を検証する。 SMFはサーバやルータ等の様々なノード(サービスアダプタ)を一元的に管理するためのシステムである。今回構築するシステムは、SACM、armsd及びvyattaの3つで構成される。SACMはIIJが提供しているSMFを用いたノード管理サービスであり、トライアルバージョンは無料で利用することができる。armsdはサービスアダプタの機能が実装されたソフトウェアであり、オープンソースで提供されているSMFのクライアントライブラリ(libarms)を用いることで容易に実装することができる。 | |
一人旅 『スモールビジネス向けクラウド型インターネットルータサービス』 |
自宅オフィスなどの小規模なビジネスでもインターネット接続はもはや欠かせない存在であるが、その導入コストや管理コストは依然として高いままだ。たとえば、お客さんにIP アドレスを一時的に安全に払い出したり、拠点が増えたときの複数ネットワークの管理には高度なネットワーク知識が必要であり、設定方法もルータごとにまちまちである。
そこで我々は、ブラウザから簡単に設定可能なスモールビジネス向けインターネットルータを提案する。ルータの設定情報や各種ロジックはすべてクラウド上で動作するため、ブラウザで管理サイトをアクセスすればすべての設定が簡単にできる。設定の詳細はすべてクラウド側で自動的に行うため、高度な設定も簡単にできる。また、FaceBook など既存のクラウドサービスとの連携や、オンラインアップデートなどクラウドならではの利点もある。 実装には a)我々が開発している OpenFlow フレームワーク Trema と、b)ルータ本体を動かすための Heroku などのクラウドサービス、および c)ルータ用のオープンなファームウェアである OpenWRT の OpenFlow 版を用いる。とくにRuby の高い記述性を生かして非常に少ないコード量で「クラウドルータ」を実現する。 |
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筑波大学暗号・情報セキュリティ研究室とOB 『透過型確率的パケットマーキング装置の提案』 |
DoS攻撃や不正アクセスなど、インターネット上の攻撃者や攻撃経路を特定する手法としてIPトレースバックが従来より研究されてきました。当チームでは、この中でも確率的パケットマーキング(Probabilistic Packet Marking,PPM)手法について普及面と一般ネットワーク管理手法としての応用を考慮し透過型PPM装置を提案します。 | |
TEDBDD 『統合分散仮想ルータ』 |
サーバ仮想化、ネットワーク仮想化技術と信頼性の高いネットワーク技術を組み合わせて、これまでにない統合+分散型の仮想ルータ、L4サービスルータをインテグレーションします。 開発ターゲットは下記の2つで、構成した仮想ルータはクラウド環境で複数のユーザに提供できるような環境を想定します。 1)1台のサーバハードウェアリソースを分割する従来型の仮想ルータ 2) 複数台のサーバハードウェアリソースを統合した分散仮想ルータ 物理ネットワークの壁を超えたスケーラブルなオープンルータを仮想化技術と組み合わせて実現します。 |
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野菜マシマシニンニクアブラ 『とある関谷の地震速砲(GPSマルチキャスト)』 |
従来のIPネットワークにおけるIPアドレス=位置情報という概念を覆し、位置情報としてGPSから取得した緯度経度の情報を用います。開発にはオープンフローとそのフレームワークであるTremaを用いました。予めオープンフロー・スイッチ(OFS)の位置情報をGPSで取得しておき、オープンフロー・コントローラ(OFC)にOFSの位置情報のリストとグループ名(例えば原発から20km内)の対応を登録しておきます。ユーザは作成しておいた原発20km内というグループ名を指定してメッセージを送ることで範囲内のホストに対して同報することができます。 | |
hnp6 『OpenFlowネットワークにおける自動防御システムの開発』 |
OpenFlowは、パケット伝送アーキテクチャと経路制御アーキテクチャが分離した、パケットの流れをソフトウェアで一元管理・制御できる次世代ネットワーク制御技術である。 OpenFlowの課題として、ポートスキャンやDDos攻撃のような連続する未知のフローへの処理が、転送効率の低下を招くことが挙げられる。 そこで、OpenFlowプロトコルが提供する統計情報を利用して、いち早くコントローラへの大量要求を発生させるような攻撃(ポートスキャン・DDos攻撃)を検知するシステムを提案する。本システムを組み込んだOpenFlow運用により、OpenFlowアーキテクチャへの攻撃対策だけでなく、ネットワークサービス全体のセキュリティ向上も期待できる。 | |
ULTRA40 『 ULTRA40 ~サイエンスを加速する力~ 』 |
本計画では,費用対効果(コストパフォーマンス)の高いIPルータを開発しています.天文学における研究最前線では,10ギガビット毎秒級以上のデータ処理性能が必要とされています.しかし,予算制約上,高性能な専用機を開発することは難しく,妥協できる点を織り込んだ上でのCOTF(既製品の活用)による低予算でのシステム開発と成果の両立が求められています.本計画は, この方針に基づき,2012年度末に導入される国立天文台スーパーコンピューターシステム向けのIPルーターを展示します.このIPルータは,東京・岩手に分散されたシステムを接続するために導入され,40ギガビット毎秒クラスのIP伝送能力,加えて,データフロー予測に基づく帯域制御,高い遅延やパケット損失率に耐えうるデータ伝送機能をアプリケーションサービスとして提供する機能を有しています.本コンペティションでは,開発中のIPルーターをオープンな形で 展示し,技術的な交流を通して,よりよいシステムの実現を目標とします. | |
まるたか 『 FIB offloading NIC 』 |
ソフトウェアルータのforwarding planeをオフロードする、FPGAベースのNICを作成する。SDNの登場や仮想化技術の進歩により、カスタマイズ性に優れたソフトウェアルータが再度注目されている。本プロジェクトは、PCIe経由で接続するFPGAベースのNICを作成し、Linux kernelのFIBをFPGA NICにオフロードする。それにより、GNU Zebraのようなソフトウェアの持つ自由な拡張性をそのままに、ソフトウェアルータのcontrolplaneとforwarding planeの分離を目指す。本実装によって、パケット転送の高速化に加え、OSをrebootしてもパケット転送し続けるNon-stop forwardingを実現する。 | |
SA46T-AT 『 SA46T-AT Advanced IPv6 Transition 』 |
SA46TはIPv6アドレス中にIPv4アドレスとPlane IDを埋め込み、IPv6バックボーン内でIPv4到達性を確保する技術である。 SA46T-ATは、この特徴を利用して外部のIPv6ネットワークから、あるIPv4プライベートネットワークにアクセス可能なNAT機能を提供する。 具体的な利用シーンとしては、Prefix DelegationによってISPから/56程度のIPv6 Prefixを提供されるネットワークにおいて、SA46Tを用いてIPv4アドレスを提供する場合を想定する。 SA46T-ATは送信元のIPv6アドレスとセッション情報を基にIPv4プライベートIPアドレスホストへ転送と、戻りのパケットのIPv6ヘッダ生成と交換をおこなう。 |
開催概要
開催概要 | ||
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名称 | Interop Tokyo 2012 特別企画 Open Router Competition (略称:ORC) (オープンルータ・コンペティション) |
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主催 | オープンルータ・コンペティション実行委員会 | |
運営 | Interop Tokyo 2012 運営事務局(株式会社ナノオプト・メディア 内) | |
特別協力 |
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後援 |
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オープンルータ・コンペティション実行委員会
●実行委員長
- 門林 雄基 奈良先端科学技術大学院大学
●実行委員
- 金海 好彦 NEC
- 河合 栄治 独立行政法人 情報通信研究機構
- 松本 直人 さくらインターネット研究所
- 磯貝彰則 NTT ネットワークサービスシステム研究所
- 大松宏之 トランスコスモス株式会社
オープンルータ・コンペティション応募推進委員
- 浅田 拓也 東京工科大学
- 浅間 正和 (有) 銀座堂
- 海老澤 健太郎 パラレルス(株)
- 大江 将史 自然科学研究機構国立天文台
- 島 慶一 (株)インターネットイニシアティブ
- 進藤 資訓 Nicira
- 台坂 博 一橋大学
- 櫨山 寛章 奈良先端科学技術大学院大学
募集概要
課題
- ソフトウェア、ハードウェアに関わらずOpenRouterを改良、または創造し、その成果を発表すること。
参加資格
- ● 技術的なイノベーションの交換・交流ができること。また、その意味においてオープンな作品で参加すること。
- ● 2名以上のチームとして参加することを推奨します。
- ● 以下の重要日程のうち、一次審査突破チームは、幕張メッセで行われる技術審査およびライブデモに参加することが必須となります。
- ● 年齢や職業、国籍による規定はありません。ただし、18歳以下の学生/生徒が参加する場合には、参加必須の重要日程に平日が含まれるため、保護者の同意が必要となります。
- ● 日本語でのプレゼンテーション能力を必須とします。
- ● Interop Tokyo 2011、2012に出展する製品等(参考出展・出品を含む)は対象外とします。
(ただし出展企業に所属している方の参加を妨げるものではありません。)
表彰
- 二次審査を経て、Interop Tokyoの会場で、各チームのライブデモによる最終審査を行い、優秀チームを決定、表彰します。
- グランプリ、スポンサー賞、そのほかパフォーマンスや見た目など、様々な観点から評価し、いくつかの賞を準備する予定です。詳細は応募開始までに告知します。
重要日程
重要日程 | ||
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応募開始 | 2012年1月16日 | |
応募締切 | 2012年3月31日 | |
第一次書類審査発表 | 2012年4月中~下旬 | |
第二次技術審査会 (於:幕張メッセ・ShowNet HOTSTAGE会場) |
2012年6月7日(予定) | |
Interop Tokyo 2012 展示会会期 | 2012年6月13日、14日、15日 | |
最終審査会・授賞式 (於:幕張メッセ特設会場) |
2012年6月13日 午後(予定) |
※上記日程は2011年10月24日現在の予定です。応募開始時に今一度重要日程はご確認ください。
展示と相互接続の機会について
受賞作品はInterop Tokyoの期間中、展示会場内にて展示を行う予定です。 詳細は第一次書類審査通過チームに通知します。
また、第一次書類審査通過チームには、6月に行われる技術審査会にて Interop Tokyo 2012会場内に設置されるネットワークの相互接続実証プロジェクト、 「ShowNet」に参加作品を接続し、各種検証をする機会があります。
応募について
参加募集は締め切りました
オープンルータコミュニティデイ
オープンルータコミュニティデイ 資料配布
1月 27日に開催された「オープンルータコミュニティデイ」の資料を公開し ました。
資料
- 「オープンルータ・コンペティション趣旨ご説明」
- 「ソフトウェアルータ Vyatta」(松本直人/さくらインターネット研究 所)
- 「ShowNet とオープンルータ」(大松宏之/トランスコスモス株式会社)
- 「JGN-X と OpenFlow ネットワークシステム RISE」(石井秀治/NICT)